“無酸処理の海苔”(鹿児島・出水)
☆酸処理とは(無農薬)
・海苔の農薬とも言われている“酸処理”。聞いてもピンとこない人が多いはず。大まかな説明にはなりますが概要をお伝えします。海苔は秋に種付けが始まります。これは海水温度が冷たくなっていく時期に合わせ、収穫は厳冬を迎える年末になってきます。海で見かけたことがあるかもしれませんが、海上にたくさんの棒が並んだ長い棒を地下部まで突き刺し、棒と棒の間には海苔が繁殖する為の網を張り巡らし、種(菌のもと)をとりつけます。この菌が海水に浸かっている間、海苔は繁殖を繰り返しどんどん大きく広がっていきます。海苔はとてもデリケート海水に浸る時間が長ければ長いほど、他の“藻”や“病気”に侵される可能性も極めて高くなり、出来あがった際の味や香りに大きく影響がでてしまいます。
食べ物であるからこそ
口にするからこそ安全なものでありたい。便利でありながら一方で生態系への影響が懸念され危険性の高い有機酸の使用は我々消費者の消費行動が支援している側面があります。多収穫量により生産者の生活が保障されていくはずが、有機酸使用をすれども海苔への評価は下がる一方。大型の機械導入などによる経費負担分の収入は捻出されず後継者の存在も懸念されています。昔ながら“手作り”手間暇生産者の想いがこもる無酸処理の海苔を次世代へ繋いでいければと考えています。
【薫】 焼海苔全形 10枚 1080円
薫は九州の海苔が一同に集まった会場で色・艶・香り・味すべてにおき高い評価を得た海苔です。こちらは無酸処理海苔の中でお求め安い価格になっております。