表皮は黒っぽい紫、中身は黄色、実質はねっとり系 漆黒に近い濃紺の表皮が特徴的なじゃがいも“タワラマゼラン”。細長い楕円形をしており、若干小玉傾向にあります。昨今の気象影響により表皮には紫の薄い斑点部分が現れる事があります。果肉は濃い黄色でじゃがいもの風味が強くおいしい品種。キメは細かく多少粉質で煮崩れしにくいので加熱調理などにもおススメです。 九州では霜が降る前12月と、梅雨入り前の5月(出荷は6月）と年２回収穫することができ、今回は5月に掘り上げたものになります。出荷までしばらく置いておき貯蔵することで、傷みを持つ個体の選果や水分量を落ち着かせ味がしっかりとしてきます。 今回お届けする生産者さんは長崎県の自然栽培農家山口さん（50代）自然栽培歴は14年になります（2024現在）。東京にあるナチュラルハーモニーも生産者高橋博さん（千葉）へ1年間住み込みで研修を積み、故郷長崎で現在自然栽培を取り組んでおられます。当初は失敗も多く出荷できない時期もありました。数量限定となり大量生産はできませんが是非一度ご賞味ください 自然栽培…全国でもめずらしい完全なる自然栽培（無施肥・農薬等不使用・自家採種）となります。自然栽培でのじゃがいもは取り組む生産者・畑がほとんどありません。 取り組み…畑のクリーニング作業に数年費やし、肥料に頼らなくともじゃがいもが育つ土つくりを取り組みます。 土つくりをしない放任の自然農では土が硬くなり、ほったらかしの為周囲の雑草に負けてしまい、じゃがいもがストレスを感じ渋みえぐみなどの雑味がでてしまいますので、しっかり時間をかけ土つくりを先に行います。土つくりには麦や牧草を利用した植物による根耕をおこない。地上部の残渣物が腐植となり地中での保水や柔らかさを作ります 薬剤等の不使用…畑には農業でいう農薬や、それに類する木酢液など自然由来の薬剤等ほかも一切使用しません。 殺菌剤などすべて不使用。播種するまでにしっかりと準備し、じゃがいもに適した柔らかさや深さ土質に整えて取り組みます。 無肥料…有機肥料、化成肥料や液肥追肥にかかわらず一切畑には持ち込みません。 自家採種…長崎にある種苗会社さんより2019年春より種を引き継ぎ、自家採種を取り組んでいます。そのため個体差は自然と生じ型や色合いも個々により違います 種芋…こちらはあくまで野菜としての販売となりますが、芽止め処理を行わないため環境により自然と芽は生えてきます。著しく芽吹いてしまうと個体はシワシワとなりますので、食す際はお早めに。また家庭菜園などに使用される場合は完全に芽出しを行い植えつけてください 大きさ…大小混合となります。サイズは選べません。畑での収穫の際超特大３Ｌサイズ以上と極小３Ｓサイズ20ｇ以下は除いていますが、２Ｌ～２Ｓサイズ混合となります。また栽培時の傷や窪み割れた跡の乾燥したもの（傷みがあるものは外します）混じりますのでご了承ください。輸送中個体同士擦れることによる外皮のスレ傷がでる可能性はあります。畑での栽培の際にできる凹みやキズがある個体も混じります 重さ…発送時正味2kgに計量します。多少水分量の目減りはありえますのでご了承ください 保存方法…じゃがいもは紫外線の届かない湿気の少ない場所でないと芽吹いてしまいます。芽は大きくなる前に芽をとり、食味がおちますのでお早めにお召し上がりください